2008年11月14日

『MatrixQuestNET-ssl』『MatrixQuestUSB』『MatrixQuestMTP』が
ヤマハ株式会社のDSP AVアンプ『DSP-Z7』『DSP-AX3900』に搭載

組込み用ネットワークソフトウェア『MatrixQuestNET-ssl』、USBホストドライバ『MatrixQuestUSB』および、MTPソフトウェア『MatrixQuestMTP』が、ヤマハ株式会社のDPS AVアンプ『DSP-Z7』、『DSP-AX3900』に搭載されました。

DSP-Z7/DSP-AX3900

DSP-Z7 詳細別ウィンドウが開きます。
DSP-AX3900 詳細別ウィンドウが開きます。

『MatrixQuestUSB』は、組込み機器用のUSBドライバミドルウェアで、これまで多数の採用実績があります。ホストドライバとファンクションドライバの両方を用意しています。ホストドライバは多数のクラスドライバを併せて提供していますので、機器に組み込むことで、USBメモリやハードディスク、キーボードなど、市販のUSBデバイスを接続することができるようになります。

ファンクションドライバは、USBのロゴ試験やWindowsとの接続試験での動作確認をしており、受託開発を含めた多数のクラス開発実績があります。

『MatrixQuestMTP』は、WMP(Windows Media Player)で採用されているMTP(Media Transfer Protocol)を容易に実装するためのプロトコルスタック層のミドルウェアです。ホスト(Initiator)側、ファンクション(Responder)側の双方に対応しています。さらにWMDRM(Windows Media Digital Right Management)にも対応しているので、マスストレージクラスと異なり、コンテンツの保護を行うことができます。

『MatrixQuestNET』シリーズは、v4/v6双方に対応したTCP/IPプロトコルスタック群です。米国政府調達品の基準となるDoD(米国国防総省)IPv6 Standard Profiles SimpleServerレベルに対応し、サイズ・パフォーマンスともに組込みシステムへの最適化を図っています。今回ヤマハ株式会社が採用したのは、このシリーズの中の『MatrixQuestNET-ssl』です。SSL3.0/TLS1.0に準拠しており、標準的なプロトコルで暗号化されたWEBサーバーやFTPサイトへの接続を行うことができるソフトウェアです。

ヤマハではすでに、フラッグシップモデル『DSP-Z11』にて、当社ミドルウェアを下記の用途に活用しています。

  • USBホストドライバとファイルシステムを搭載し、USBメモリやUSBハードディスクの音楽ファイルを再生
  • MTP Initiatorを搭載し、MTP対応のオーディオプレーヤーの音楽ファイルを再生

『DSP-Z7』と『DSP-AX3900』では、さらにこれらに加え下記のミドルウェアを採用しています。

  • インターネットラジオのために、SSL3.0/TLS1.0に準拠した当社SSLソフトウェアを搭載

『DSP-Z7』は、HD対応AVアンプの第2世代機として、フラッグシップモデルDSP-Z11譲りの圧倒的な高音質と臨場感を受け継ぎながら、 「PReP™」(Progressive ReProcessing)をはじめとする最高グレードのデジタル映像処理回路を搭載するなどのブラッシュアップと、主要6メーカ対応のHDMIによるリンク機能などの操作性向上を実現した準フラッグシップ7.1ch DSP AVアンプです。また、『DSP-AX3900』は、HDコンテンツの魅力を最大限に引き出す高音質・高画質設計のシネマDSP<3Dモード>搭載ハイクラス7.1ch DSP AVアンプです。

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