2007年7月27日

『MatrixQuestUSB』『MatrixQuestFS/FAT』がヤマハ株式会社の『RT58i』『SRT100』に搭載

組込み用USBホストドライバ『MatrixQuestUSB』および、組込み用ファイルシステム『MatrixQuestFS』が、ヤマハ株式会社のブロードバンドVoIPルーター『RT58i』、ファイアウォール・ルーター『SRT100』に搭載されました。

RT58iおよびSRT100

RT58i詳細別ウィンドウが開きます。
SRT100詳細別ウィンドウが開きます。

『MatrixQuestUSB』は、組込み機器用のUSBホストドライバミドルウェアで、これまで多数の採用実績があります。『MatrixQuestUSB』を機器に組込むことで、市販されている各種USBデバイスを接続することが可能となります。

オプション提供も含めてほとんどのクラスドライバが提供され、標準的なクラスに対応しているUSB機器を容易に接続できます。たとえばデジタルカメラやメモリのリーダー/ライター、マウスやキーボードなどは、当社の提供するMatrixQuestUSBとクラスドライバ、ファイルシステムのMatrixQuestFSなどを購入いただくのみで、新たな開発をしなくても多数のUSBデバイスを接続可能です。

『RT58i』『SRT100』 のようにUSBメモリを直接読み書きするようなニーズに対しては、USBとファイルシステムを組み合わせたパッケージ製品を用意しています。また、USBのファンクションドライバや、上位通信規格であるPictBridgeやMTPなどを含めて、最新のUSB関連ドライバやプロトコルの総合ソリューションを提供しています。

ヤマハ株式会社の『RT58i』は、RT57iの後継機種として従来のNetVolante(ネットボランチ)シリーズで培った基本機能を搭載し、一般電話網への対応強化と管理機能の充実を実現しました。VPN(PPTP)機能やVoIP機能による音声とデータのトータルソリューションをさらに推進すべく、LINEポートを搭載し、一般電話網への対応を強化しました。また、USBホスト機能やDOWNLOADボタン、STATUSランプ、SSHサーバー機能といった充実の管理機能を新たに搭載し、設置や管理の向上を実現します。

スループットも最大200Mbit/s、実効80Mbit/sと、ブロードバンド環境での高速で快適なアクセスが可能です。この他、ヤマハが提供するダイナミックDNSサービス「ネットボランチDNSサービス」への対応やQoS機能(優先制御)、ファイアウォール機能、そして次世代インターネットプロトコル「IPv6」とIPv6マルチキャスト機能を標準で搭載し、基本設定も「かんたん設定ページ(GUI)」から行なえます。自宅からSOHO、拠点間ネットワークまで自在に使えるコストパフォーマンスの高さが際立つオールインワンルーターです。なお本製品はRoHS指令対応製品です。

『SRT100』は、SOHO・中小規模の企業用ネットワークに最適なファイアウォール・ルーターです。外部ネットワークの脅威から社内ネットワークを守るために必要であり、かつ信頼性の高いセキュリティ機能をはじめ、企業用通信ネットワークで数多くの導入により培ったヤマハのVPNルーターの豊富で動作実績のある機能を継承、搭載しています。

本製品に搭載した機能を使用するにあたり、別途費用は発生しません。さらに今後のファームウェア更新に際しても、ヤマハルーター製品と同じく無償で利用可能です。また、機器の設定を容易にするため、日本語で構成されたGUIとウィザード形式の入力方法を採用し、より直感的な設定を可能にしました。「診断機能」「監視機能」「レポート機能」などのセキュリティアドバイス機能は、利用者が気づきにくい設定上の問題などを運用前に確認できるとともに、運用後では脅威を可視化し、動作状況・結果をレポートします。これにより脅威に対策を講じるための必要な情報を収集、提供することが可能となりました。これらの可視化やレポート機能により、セキュリティの設定や運用状態の提示が必要になった場合、客観的なデータをもとに説明することが可能になります。また、ISO15408の認証取得を予定しています。本製品はRoHS指令対応製品です。

『RT58i』での「USBホスト機能」は、USBメモリを接続し、ログ取得や設定変更、ファームウェア更新が行えます。『SRT100』ではさらに、統計情報の保存・参照ができるほか、USBメモリに保存するデータの暗号化に対応し、より安全なデータのやり取りを行うことができるようになりました。

MatrixQuestは記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

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