2010年9月17日
『MatrixQuestUSB』がIDEC株式会社の『HG3G形プログラマブル表示器』に搭載
組込み用USBホストドライバ『MatrixQuestUSB』が、IDEC株式会社のプログラマブル表示器『HG3G形』に搭載されました。
HG3G形プログラマブル表示器(画面サイズ8.4インチ)
HG3G形プログラマブル表示器(画面サイズ10.4インチ)
『MatrixQuestUSB』は、組込み機器用のUSBドライバミドルウェアで、これまで多数の採用実績があります。ホストドライバとファンクションドライバの両方を用意しています。ホストドライバは多数のクラスドライバを併せて提供していますので、機器に組み込むことで、USBメモリやハードディスク、キーボードなど、市販のUSBデバイスを接続することができるようになります。ファンクションドライバは、USBのロゴ試験やWindowsとの接続試験での動作確認をしており、受託開発を含めた多数のクラス開発実績があります。
このたび『HG3G形プログラマブル表示器』では、当社ミドルウェアを下記の用途に活用しています。
- USBホストドライバを搭載し、USBメモリの自動起動メニューで作画データや履歴データの転送が簡単に行えます。
- USBファンクションドライバを搭載し、PCとの作画データのダウンロードやアップロードを高速に行えます。前面取り付けケーブルにより、盤を開けずに簡単にデータの転送が可能で、バススルー機能を使えば盤内で本機に接続されたPLCのラダープログラムのデバッグもできます。
『HG3G形プログラマブル表示器』は、以下の特長を持っています。
- クラス最高性能の表示を実現。
高輝度600cd/m2:8.4インチ・700cd/m2:10.4インチ、高解像度SVGA 8.4/10.4(800x600ドット)TFT LCD を搭載。 - 高輝度LEDバックライト採用。
調光機能と6万時間以上の長寿命を実現し、省エネを配慮した最適な明るさ設定が可能。 - 65,536色表示で、美しいグラフィック表示を実現。
フルカラー部品ライブラリを7,000種類用意し、高品位な画面表示が可能。 - 高速400MHz RISC CPU採用によって高速起動(約3秒)のみならず、スクリプトの高速実行を実現。
- メンテナンスポートにUSBポートを採用。
USB 2.0対応でダウン/アップロード時間の短縮を実現。 - O/I リンクユニット無しで、 O/I リンク通信による115.2kbpsの高速マルチドロップ接続が可能。
- Ethernetポート・SDカードスロットを標準搭載。
遠隔地からのユーザデータの更新、PCレスな現場でのメンテナンス性向上。
MatrixQuestは記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。