2010年8月20日
『MatrixQuestNET』が日置電機株式会社のデータロガーに搭載
組込み用TCP/IPプロトコルスタック『MatrixQuestNET』が、日置電機株式会社の『メモリハイロガー LR8400シリーズ』に搭載されました。
『MatrixQuestNET』は、組込み機器用のIPv4/v6対応TCP/IPプロトコルスタックミドルウェアで、IPv6 Ready Logo Phase2を取得済みです(Logo ID:02-C-000114)。サイズやパフォーマンスなどを組込みシステムに最適化しており、容易に機器をインターネットに接続することができます。IPsecやIKEを含む主要なRFCに標準で対応します。IPv4とv6の両方に対応したデュアルスタック構造をとり、それぞれ単独での実装も可能です。各種アプリケーションプロトコルにもオプション製品で対応しているほか、別売りの無線LANドライバと組み合わせることで、手軽に無線LAN環境が構築できます。オプション製品としてSSL3.0/TLS1.0への対応を行い、ユーザーニーズに応える品揃えとなっています。
このたび『メモリハイロガー LR8400シリーズ』では、当社ミドルウェアを下記の用途に活用しています。
- HTTPサーバ機能による遠隔操作
パソコンに専用のアプリソフトをインストールすることなく、ホームページを閲覧するためのwebブラウザを使用。LR8400の設定やデータ取得、画面監視を行えます。 - FTPによるデータ取得
記録メディア内のファイルと内部メモリに測定されたデータをパソコンから取得できます。 - FTPによるデータ送信
測定中に定期的、または測定終了後に、記録メディアにリアルタイム保存したデータを、パソコン上に立ち上げたFTPサーバに自動送信します。 - E-mailによるメール送信
メディアが一杯、内部メモリが一杯、停止トリガ発生、警報発生、などの事態が発生した時に、ネットワーク経由でパソコンやケータイにE-mailで知らせます。
日置電機では、リリース済みの『遠隔計測監視システム』での『MatrixQuestNET』の採用に引き続き、『LR8400シリーズ』では、より一層ネットワーク機能を充実させています。
『メモリハイロガー LR8400シリーズ』は、以下の特長をもつ、30チャネル標準、60チャネルまで増設可能な持ち運びサイズのロガーです。
- 標準30チャネルでもコンパクトサイズ
- ユニット増設60チャネルでもA4プラスサイズ
- 不意の停電でもデータを守る
- USBメモリ、CFカードへダイレクト収録
- USB2.0、100BASE-TX LAN 標準装備 ※LAN通信は本体Ver 1.20以降で対応
- 5.7型TFTカラー液晶を搭載
MatrixQuestは記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。