2008年4月3日

『MatrixQuestUSB』『MatrixQuestMTP』がヤマハ株式会社のDSP AVアンプ『DSP-Z11』に搭載

組込み用USBホストドライバ『MatrixQuestUSB』および、MTPソフトウェア『MatrixQuestMTP』が、ヤマハ株式会社のDPS AVアンプ『DSP-Z11』に搭載されました。

DSP AVアンプ『DSP-Z11』

DSP-Z11 詳細別ウィンドウが開きます。

『MatrixQuestUSB』は、組込み機器用のUSBドライバミドルウェアで、これまで多数の採用実績があります。ホストドライバとファンクションドライバの両方を用意しています。ホストドライバは多数のクラスドライバを併せて提供していますので、機器に組み込むことで、USBメモリやハードディスク、キーボードなど、市販のUSBデバイスを接続することができるようになります。

ファンクションドライバは、USBのロゴ試験やWindowsとの接続試験での動作確認をしており、受託開発を含めた多数のクラス開発実績があります。

『MatrixQuestMTP』は、WMP(Windows Media Player)で採用されているMTP(Media Transfer Protocol)を容易に実装するためのプロトコルスタック層のミドルウェアです。ホスト(Initiator)側、ファンクション(Responder)側の双方に対応しています。さらにWMDRM(Windows Media Digital Right Management)にも対応しているので、マスストレージクラスと異なり、コンテンツの保護を行うことができます。

携帯電話を含むポータブルメディアプレーヤーにMTP responderを搭載すれば、特別なドライバを必要とせずに、Windowsに標準で搭載されているWMPでコンテンツの管理ができます。また、ホームオーディオやカーオーディオなどにMTP initiatorを搭載すれば、市販のMTP機器のコンテンツをデジタルストリーミング再生できます。

このたび『DSP-Z11』では、当社ミドルウェアを下記の用途に活用しています。

  • USBホストドライバとファイルシステムを搭載し、USBメモリやUSBハードディスクの音楽ファイルを再生
  • MTP対応のオーディオプレーヤーの音楽ファイルを再生

『DSP-Z11』は、新開発「シネマDSP HD3」(シネマディーエスピー エイチディーキュービック)、音質最優先の「電流帰還型11chパワーアンプ」など、これまでヤマハが培ってきたホームシアター技術のすべてを注ぎ込んだフラッグシップAVアンプの新製品です。2003年の発売以来AVアンプの最高峰として高い評価を得てきた「DSP-Z9」を4年ぶりに全面改良し、「ホームシアターにおける音声と映像のさらなる高密度化と高精細化」という新たな流れを先取りするHD時代の最高級AVセンターとして、THX Ultra2 Plus™にも準拠しています。「ネットワーク機能」「USB機能」「iPodドック端子」「ミュージックエンハンサー」の装備により、多彩なデジタル音楽ソースをいい音で便利に再生できます。

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