2013年9月9日

『MatrixQuestNET』が日置電機株式会社のパワーメータに搭載

組込み用TCP/IPプロトコルスタック『MatrixQuestNET』が、日置電機株式会社のパワーメータ『PW3336』『PW3337』に搭載されました。

パワーメータ『PW3337』

パワーメータ PW3337別ウィンドウが開きます。
パワーメータ PW3336別ウィンドウが開きます。

『MatrixQuestNET』は、組込み機器用のIPv4/v6対応TCP/IPプロトコルスタックミドルウェアです。サイズやパフォーマンスなどを組込みシステムに最適化しており、容易に機器をインターネットに接続することができます。IPsecやIKEを含む主要なRFCに標準で対応します。IPv4とv6の両方に対応したデュアルスタック構造をとり、それぞれ単独での実装も可能です。各種アプリケーションプロトコルにもオプション製品で対応しているほか、別売りの無線LANドライバと組み合わせることで、手軽に無線LAN環境が構築できます。オプション製品としてSSL3.0/TLS1.0やWebSocketへの対応を行い、ユーザーニーズに応える品揃えとなっています。

このたびパワーメータ『PW3336』『PW3337』では、当社ミドルウェアを下記の用途に活用しています。

  • HTTPサーバ機能による遠隔操作
    パソコンに専用のアプリソフトをインストールすることなく、ホームページを閲覧するためのwebブラウザを使用してPW3336/3337の設定やデータ取得、画面監視を行えます。
  • 専用ソフトウェア『PW3336/3337 Communicator』(近日公開)との通信
    LAN、RS-232C、GP-IB(-01, -03) で通信できる専用ソフトウェア(近日公開予定)にて、本体の設定、PC へのインターバルデータ取得、測定データ間の数値演算、複数台間の効率演算、10項目以上の測定項目表示、波形表示等が可能です。

日置電機では、リリース済みの『遠隔計測監視システム』『メモリハイロガー』での『MatrixQuestNET』の採用に引き続き、パワーメータ『PW3336』『PW3337』でも、『MatrixQuestNET』によってネットワーク機能を充実させています。

『PW3336』『PW3337』は、以下の特長をもつ、家電機器や産業機器の開発・生産現場で高精度測定が可能なパワーメータです。

  • 直接入力方式で最大65Aの大電流測定が可能
  • クランプセンサと組み合わせ、AC5000Aまでの大電流測定が可能
  • 高調波解析機能は標準装備
  • GP-IB、LANなどインタフェースを各種用意

MatrixQuestは記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

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