2015年3月5日

『MatrixQuestUSB』『MatrixQuestFS/fat』がクラリオン株式会社の服薬支援ロボットに搭載

組込み用USBプロトコル『MatrixQuestUSB』および、ファイルシステム『MatrixQuestFS/fat』が、クラリオン株式会社とセントケア・ホールディング株式会社が共同開発した、高齢者向けの服薬支援装置『服薬支援ロボ』(販売:ケアボット株式会社)に採用されました。

服薬支援ロボ

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『MatrixQuestUSB』は組込み機器用のUSBドライバミドルウェアで、多数の採用実績があります。ホストドライバとファンクションドライバの両方を用意しています。ホストドライバは多くの種類のクラスドライバを提供していますので、特別な開発をせずに、USBメモリやハードディスク、キーボードやマウス、通信モジュールなどの市販のUSBデバイスを接続することが可能です。

ファンクションドライバは、USBのロゴ試験やWindowsとの接続試験での動作確認をしており、受託開発を含めた多数のクラス開発実績があります。

『服薬支援ロボ』には、USBホストドライバが搭載されています。ホスト機能は、USBメモリなどへのファイルの読み書きをサポートし、Windows互換のファイルシステム『MatrixQuestFS/fat』との組み合わせで、WindowsPCとのファイルのやり取りが可能です。

『服薬支援ロボ』は、クラリオンのカーエレクトロニクスで培ったCD・DVDメカニズム技術、HMI技術、ノイズ対策技術などを活用し、設定した時間になると音声案内と画面表示で服薬を告知することで、高齢者や介護を必要とする人の薬の過剰摂取や飲み忘れ、飲み間違い、誤薬防止を行う介護ロボットです。

薬の取り出し操作は、音声と画面のガイドに従い取り出しボタンを押すことで、装置内部に収納した薬入りピルケースが前面の取り出し口から送り出される簡単操作です。ひとつのピルケースには一回分の薬を入れる事ができ、ピルケース専用カセットに一週間分を収納できます。また、服薬時間設定は朝、昼、夜、寝る前など最大4パターンのユーザーの服薬スタイルに合わせた時刻設定が可能です。利用者の服薬状況把握のため、服薬履歴を記憶し必要に応じて表示する事ができる服薬履歴メモリー機能も装備します。製品サイズは、様々な設置場所を想定し270mm(W)×329mm(D)×314mm(H)、フォルムも安心感 を与える柔らかな印象のデザインとしています。

MatrixQuestは記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

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