USBテザリングクラスパッケージ
概要
車載機器、家庭、工場、オフィスなど様々なシーンでスマートフォンが活用される場面が増えています。なかでも、テザリング機能は、パソコンやゲーム機をスマートフォン経由でインターネットに接続ができる大変便利な機能です。
WEB経由でのファームウェアのアップデートやログの取得など、LAN、WiFiを搭載していないH/W構成でも、USBが利用可能であれば実現することができます。当社の持つUSB通信ソフトのノウハウを活用して、お客様の機器でテザリング機能を実現するためのパッケージを提供します。
構成概要
- ●MatrixQuestUSB/lite
- ●RemoteNDIS(RNDIS)/ Vendor Unique Class(VUC)
- ●TCP/IP(MACドライバ含む)/ TLS 当社製「MatrixQuestNET」ご採用時にはMACドライバ含め提供いたします。
- ●XML parser / cryptLib
数多くの採用、搭載実績のある組込コントローラ用USBホストドライバです。
対応コントローラに関してはお問い合わせください。
Android端末接続時にはRNDISクラス、iOS端末接続時にはVUCが使用されることになります。
他社製TCP/IPスタック使用時には、MACドライバの対応が必要となります。
iOS端末接続時にはTLSが必要となります。当社製「MatrixQuestNET-ssl」以外をご利用の場合はペアリング認証向けTLS
クライアントの移植が必要です。
iOS端末とのペアリング操作時のデータ交換フォーマット解析、双方向デジタル証明に使用されます。
サンプルプログラム概要
各パッケージで以下のサンプルプログラムを提供します。
- ●iOSパッケージ
-
- ベンダユニークテザリングクラスドライバの初期化
- MACドライバ初期化
- ペアリング認証の初期化
- ペアリング認証のリトライ処理
- ペアリング認証向けTLSクライアント処理
- PINGによる通信確認
- TCPによる通信確認
- ●Androidパッケージ
-
- RNDISクラスドライバの初期化
- MACドライバ初期化
- RNDISで使用するOIDの設定・取得
- PINGによる通信確認
- TCPによる通信確認
提供物
- ソースコード
- インストールガイド
- ユーザーズガイド(仕様書)
- プログラマーズガイド(サンプルプログラムの解説書)
制限事項
以下の制限事項がございます。詳細はお問い合わせ下さい。
- 対向となるスマートフォンにてテザリングが使用できる必要があります。
- 接続対象端末およびOSバージョンに対して制限事項がございます。
- iOS端末接続で使用されるTLS機能の対応バージョンについて制限事項がございます。また、TLS機能としてRSA2048bitの公開鍵暗号アルゴリズムを用いた証明書を使用します。
- iOS端末接続時には高負荷処理(署名生成等)がありますので、ある程度ハイスペックなCPUが必要です。
※記載されている製品・システム名は、各社の商標または登録商標です。
お問い合わせ
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